将来プロのミュージシャンを目指していたり、音楽大学を受験して国公立・私立の音楽の先生を目指している方など、高校を卒業してから専門学校を検討している方がいると思います。ですが感受性が豊かな中学生や高校生の時期から通える音楽専門学校があれば、より将来の選択肢が広がりそうですよね。今回は高校卒業資格の取れる音楽専門学校について紹介します。
音楽専門学校といえば、高校を卒業してから通うものというイメージが強いですよね。けれども、プロのミュージシャンや音楽講師などを目指す人のための音楽専門学校には、中学生や高校生が通える学部があるのをご存知ですか?
通常の高等学校と同様に認可を受けた学校なので、大学進学の際に必要な高等学校卒業資格もとれます。音楽専門学校の中等部と高等部について、くわしくご紹介します。
音楽専門学校の中等部と高等部には、普通科と音楽科、音楽大学受検コースが用意されています。昼間部と夜間部があり3年制で、将来音楽のプロになりたいと希望する男女50名が通っています。※転編入も随時受付可能となっています。
気になるのが大学進学の際に必要な高等学校卒業資格のこと。音楽専門学校では、通信制の高校との協力体制を築いており、一般科目の学習はもちろん、音楽も一緒に専門的に学びながら高校卒業資格を取得できます。
音楽専門学校の中等部では、天性を伸ばすために学び始める時期は若ければ若いほどいいとい考えのもとに、音楽を通して感受性や心身の成長を目指した授業を行っています。音楽の基礎から実践的な技術を早くから身につけたい、将来音楽の先生を目指しているので音楽大学を受検するなど、将来をみすえた上で通う生徒も多いのが特徴です。
授業は学生本人がカリキュラムの中から自由に選べる選択性をとり、好奇心を生かしながら学びを積極的に進めていけるようにさまざまな授業を用意しています。
音楽の基礎から実践的な技術までをしっかりと身につけたい、また将来音楽の先生を目指すために音楽大学の受検を考えている、ピアノ調律師など技術者を目指している。そんな生徒さんが通う音楽専門学校の高等部は、プロフェッショナルの講師から直接指導を受けながら音楽をメインに一般科目までをしっかりと習得できる学校生活を送ることができます。
15~16歳のころからプロについて学びながらより音楽への感受性と技能を磨いていきます。自分の好きな授業を選べるオープンシラバス制のユニークで柔軟なカリキュラムで、一流として通用するプロを育てています。
音楽専門学校に通いながら高等学校卒業資格を取得する方法は、通信制課程がある普通科の高校との連携で可能になります。自習しながらレポートの提出と添削指導を受け、必要な時期にスクーリングで学ぶスタイルなので、無理なく高等学校卒業資格を取得できます。サポートもあり学年による区分もないので、生徒個人のペースで学べるのもポイントのひとつです。
転入や編入の場合は、それまでに在籍していた前の高校で取得した単位を高等学校卒業資格の際の単位数に加えることができます。