音楽専門学校に社会人をしながら通うメリットとデメリットについてご紹介しています。
ほとんどのスクールでは、社会人でも簡単に入学することができます。音楽や楽器が好きという気持ちに年齢制限はないので、音楽専門学校では、「音楽を学ぶ意欲」があるかどうかを重視しています。年齢や社会人経験の内容は問いません。
少数ながら、社会人でも音楽専門学校に入学する人はいます。割合的には高校卒業後に入学する生徒がもっとも多く、社会人経験のある生徒は少なめ。しかし、どこのスクールでも毎年幅広い年代の生徒が入学するようです。
仕事を辞めないので安定した収入がある
仕事を辞めずにスクールに通うメリットは、安定した収入を得ながら音楽が学べるところです。音楽専門学校に通うには、それだけお金がかかります。社会人は奨学金を借りることはできないので、お金の問題は他の生徒よりも切実かもしれません。
スクールによっては、仕事をしている社会人が通える「併修科」というコースが設けられているので、仕事と音楽を両立させることは可能です。
趣味の域を脱することは難しい
併修科(いわゆる社会人コース)を設けているところだと、だいたい週1~2回ほど通えばよいので、仕事と両立させやすいといえます。好きな趣味を続けられますが、裏を返せば週1~2回しか音楽に触れられないということ。その程度の練習量では、趣味の域から脱することは難しいでしょう。
趣味を続ける場として活用するならまだしも、本気でプロを目指すならがっつりと習う道を選ぶことをおすすめします。
習得する技術の幅や知識が深い
音楽専門学校に入学し、音楽に没頭できる環境に身を置くことで、幅広い知識や技術に触れる機会に恵まれます。
また、プロを目指す環境が整っていることが、音楽専門学校でがっつり習うメリット。習得できるかは本人次第ですが、スクールではプロを目指せるだけのカリキュラムを組んでくれています。授業を受け持ってくれる先生方も、プロとして活躍しているケースが多いので、依頼を受ける仕事内容や収入が不安定な中での生計の立て方など、プロデビューに繋がる興味深い話を聞くことができるでしょう。
お金がかかる
金額はスクールによって差がありますが、専門学校に通うためにはお金が必要です。高校卒業してすぐ入学する生徒の半分以上が奨学金を利用しているほど。がっつり習う場合は、バイトをしている暇もないほどぎっちりとカリキュラムが組まれているので、お金は減る一方です。
自分の経済事情と、どれだけ本気で音楽をやりたいのかという自分の意思としっかり向き合ってから、スクールに入るかどうか選ぶべきでしょう。